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【社説】キム・ヨン氏が示す「グローバルコリアン」の知恵

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.25 12:13
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韓国系米国人でダートマス大学総長のキム・ヨン氏がわれわれにうれしい便りを伝えてきた。アジア系では初めてアイビーリーグ大学総長になったのに続き、世界銀行で45年ぶりの非白人総裁に内定したのだ。ソン・キム駐韓米大使が昨年韓国系で初めて大使に内定した時の「コリアンドリーム」を連想させる。50代初めの2人は幼い時に韓国を離れており、厳密に言えば在米同胞1.5世代であるだけだ。だが、彼らを見てわれわれは黙々と自分の分野で世界最高に向かって走る「韓国人」または「韓国系」の躍進を実感する。

キム・ヨン候補の事例は多くのことを呼び覚ましてくれる。人材を育てて起用する米国の教育・人事システムに劣らずグローバル時代の競争力と開放性をどのように確保すべきか省察させる。キム候補は5歳の時に歯医者だった父親と一緒に米国に渡った。アジア系少数移民者として生きていくというのは容易ではなかっただろう。彼は自らを激しく磨き上げて競争力を身につけた。だが、決して個人の次元にとどまらなかった。医学・人類学を勉強した彼は専攻分野を生かして開発途上国の貧しい病人らを助けた。30代半ばには南米の結核撲滅運動に参加し、40代半ばには世界保健機構(WHO)エイズ担当局長を務め、「エイズ撲滅伝導師」という評価を受けた。2年余り前にダートマス大学総長就任の後には対話と疎通を通じた大学改革を推進した。韓国の最高エリートからは簡単に見つからない分かち合いと疎通のリーダーシップを、われわれは彼から発見することになる。個人でも国でも何が本当の競争力なのか思い起こさせてくれるものだ。

 
もうひとつは米国社会の開放性だ。最初の黒人大統領のオバマ大統領は就任後に破格な高官人事を継続してきた。ソン・キム駐韓米大使だけでなく駐中米大使に中国系のゲイリー・ロック前商務長官を任命したのがそうした事例だ。最近中国で起きた「薄熙来問題」に米国外交が揺らがなかった背景にはこうした要因も一役買っただろう。「人事が万事」という言葉を実感させる。韓国社会が乗り越えるのが難しい水準だ。韓国社会で生きる外国人移住者120万人、脱北者2万人にあえて尋ねなくてもわかる。

韓国は政権が変わるたびに側近人事、回転ドア人事、不適格人事の波風を経験してきた。能力ではなく縁故で座に就いた人が多かった。いつまでこのように感動のない旧態依然とした人事が続くのかもどかしい。「井の中の蛙」のマインドでは世界化時代を先導できない。韓国社会はキム・ヨン氏のような人を輩出するためにどのよう努力をしてきたのか。最近の政界の国会議員総選挙公認を見ながら感じる自嘆だ。キム・ヨン候補の微笑に隠されたコードを何度もかみしめることになる。

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