三星を訴えるアップル、不足する特許をデザインでカバー?(2)

三星を訴えるアップル、不足する特許をデザインでカバー?(2)

2011年07月04日18時16分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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アップルが問題視したロゴ。 上の左からウールワース、ビクトリア技術経営学校、グリーンニューヨーク。 しかしアップルのアイフォーン計算機(左)は元祖格の独ブラウン製品とオレンジ色の「=」ボタンまで似ている。
  今年に入ってアップルは商標権ではなく「トレードドレス」(製品特有のカラー・大きさ・形)にまで訴訟の領域を広めている。 最初のターゲットは三星になった。 アップルは三星の「ギャラクシー」スマートフォンが技術特許だけでなく外形デザイン、ユーザーインターフェース(UI)、さらには包装方式までアイフォーンを盗用したと非難した。 告訴状で▽角を曲線で処理した黒の四角形機器にシルバー枠のデザイン▽通話・メッセージ・設定などのアイコン▽製品の写真と銀色文字の包装ボックス--などを例に挙げた。 計15項目にのぼる。 アップルは「三星がアイフォーンとアイパッドを全体的にそのまま取り入れた卑劣な摸倣をしている」と非難した。 いわゆる「ルック・アンド・フィール」(look&feel)を問題視した。 消費者がアイフォーン商標だけでなく、デザインや包装方式までアップル独自のものとして強く認識しているということだ。

  IT専門オンラインメディア「エンガジェット」の編集長を務めた特許専門家パーテル氏は「特許や商標権ではなくトレードドレスが訴訟の核心」と述べた。 また「三星は自社製品がアップルと似ていないと主張しなければならず、消費者がアップルと三星を紛らわしく感じていないと反論する必要がある」とし「簡単に聞こえるが、容易なことではない」と分析した。

  しかしアップルが勝訴するのも簡単でない。 ギャラクシーがアイフォーンと似ているという点にはほとんどの人が同意しているとはいえ、すべて盗用したという結論につながるわけではない。 アップルのデザインが独創的な創作かどうかという反論が可能だ。 例えばアイフォーンの計算機は50年前に出た独ブラウン製品に対するオマージュだ。 ブラウンのデザインチーム長だったラムス氏は、アップルの首席デザイナー、ジョナサン・アイブの師と呼ばれる。 装飾を排除した極度のミニマリズムデザインで「産業デザイン分野の生きた伝説」と呼ばれるラムス氏は「人々は『アップルがあなたのデザインを盗んだ』というがそうではない」と述べた。 ラムス氏は「アップルのデザインと私のデザインにつながりがあるのは確かだが、それは‘少ないほどよい(Less and More)’という私のデザイン哲学にしたがったもの」とし「私に対する賛辞だと考える」と付け加えた。 同じ論理を適用するなら、アップルもデザインの部分で三星に対する排他権を主張するのは難しいはずだ。

三星を訴えるアップル、不足する特許をデザインでカバー?(3)
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