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「韓国政治は中国に劣る」双竜自動車協力会社社長

2009.07.03 10:57
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「双竜(サンヨン)自動車問題に対し政府がいまなにをしているのかわからない。違法に工場が42日間占拠されているのに手をこまねいている。中国ならすでに公権力を投入して正常化しているだろう。中国の政治にも劣るのが韓国の政治のようだ」

双竜自動車の協力会社で、中国・北京にあるジウ・テクノロジーのチョン・グァンヒョン社長は2日、記者との電話インタビューで「法治が通じない韓国がもどかしい」という言葉まで持ち出した。チョン社長は、「工場を違法に占拠した組合員はかつて私の同僚だった。それほど平凡でまじめだった人がフォークリフトと鉄パイプで殺人行為のような暴力を振るうのを海外で見てショックを受けた」と話す。その上で、「韓国の政治家と民主労総など外部勢力が加勢し政治勢力化する過程でこうしたことが起きた」と主張した。

 
チョン社長は1990年に双竜自動車に入社し、研究所で16年間働いた後、2006年に名誉退職した。その後北京に来て双竜自動車の新車テストなどをする会社を設立した。一時は従業員40人ほどになったが、双竜自動車が法定管理に入りストが続いたことで仕事がほとんどなくなり従業員30人を解雇した。

チョン社長はこの日、民主労総のホームページに批判を書き込んだ。チョン社長は、「民主労働党の洪熙徳(ホン・ヒドク)議員の双竜自動車問題に対する発言に憤怒し書き込んだ。洪議員は会社側が事前に計画を立て労組のストと暴力を誘発しようと警備会社を動員したと1日に主張していた。チョン社長は「占拠の主導者が一般組合員を扇動して政治問題化している」と非難した。

チョン社長はまた、双竜自動車に入社した当時に「コランド」がヒットしたことを振り返った。「最高の会社になるのだという期待の中で会社生活を送ったが、いまや破産の話が出るとはもどかしい」と話す。

しかし「希望はある。会社に残る労働者の意欲はすごい。工場がまた稼働すれば丈夫な車として評価の高かった双竜自動車は復活するだろう」と述べた。


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