ギリシャ危機にウォン、一日に8.4ウォン下落…政府「韓国への影響は制限的」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.30 09:39
ギリシャ政府とユーロ圏債権団のチキンゲームがエスカレートし、韓国の金融市場も揺れた。外国為替市場の衝撃が大きかった。29日のソウル外国為替市場では1ドル=1125.3ウォンと、前週末比8.4ウォンのウォン安ドル高となった。これは3月18日以来およそ3カ月ぶりのウォン安ドル高。ギリシャ発の悪材料でユーロが値下がりし、ドルが値上がりした。新興国の通貨に対する不信感も為替レートに反映された。
グレグジット(Greece+Exit=ギリシャのユーロ圏離脱)危機は韓国株式市場にも悪材料として作用した。この日、KOSPI(韓国総合株価指数)は前営業日比1.42%安の2060.49で取引を終えた。KOSPIを引き下げたのは1038億ウォンの売り越しとなった外国人投資家だった。サムスン証券のキム・ヨング研究員は「南欧の財政危機以降、ユーロ圏のリスクが高まるたびに新興国市場から外国人資金が抜けた」と述べた。KOSDAQも一日間に2.33%下落し、733.04で引けた。