【中央時評】平和のための緊急呼び掛け=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.18 13:09
韓米連合訓練の中断は相手の要求を受け入れて相手の役割と責任を高める「引き落とし」戦法になるだろう。韓米が先に演習を中断することにより中国は「双中断」ではなく北の核・ミサイル試験中断を要求する一方行圧迫の局面になるだろう。中国の役割論・中国責任論を主張してきた米国にとっても中国のより大きな責任と役割を要求することになる。高高度ミサイル防御(THAAD)体系配備によって疎遠になった韓中関係の回復、すなわち経済・文化・人的交流、観光部門の報復に対して撤回を要求することもありえる。北朝鮮は当然核とミサイル活動中断を最もより強力に要求されることになるだろう。北朝鮮が最終的に拒否すれば、中国は今までは別に非核平和に向かった対北朝鮮の最大圧迫に参加するほかはなくなる。
韓国は過去に南北関係改善のための北朝鮮の執拗な「3大先決要件」(駐韓米軍撤収、国家保安法廃止、国家情報院撤廃)の主張、「ソウル火の海」発言、北の核「多者(6者)会談拒否」という不動の姿勢の路線を、全て韓国側の主張のとおり「貫徹」「謝罪」「受け入れ」させた輝かしい水面下の努力と成功事例を持っている。当時、「北朝鮮が応じるはずがない」と悲観的な時に深い知恵と高度な戦略と粘り強い努力でついにやり遂げた。