キャンセル・中断・延期…韓国経済も“セウォル号ショック”(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.22 09:19
流通業界は営業しているがお客はまばらだ。ある会社員は百貨店の春のセール最終日となった20日にショッピングをするつもりだった。お気に入りのブランドが50%割引という案内を先週初めに受けたためだ。しかし彼は「とうてい百貨店に行く気持ちではなく、テレビニュースを視聴して週末を過ごした」と話した。ショッピング客が減り、現代百貨店の16~20日の売り上げは昨年の同じ時期より1.2%減った。ロッテ百貨店も18~20日の売り上げが1.6%減少した。百貨店業界関係者は、「セール終盤に売り上げが減ったことはほとんどない。百貨店が事故後に販促を控えた点も影響を与えた」と話した。テレビ通販も同様だ。CJオーショッピングは週末の19~20日の売り上げが昨年同期より20%減った。家電・通信製品を買う消費者も減った。LG電子の直営店ベストショップの訪問客数は先週末15%減った。LGユープラスも1日平均8000人を超える新規加入者が7100人に減少した。
旅行業者とゴルフ場は直接的な影響を受けている。ハナツアーの場合、先週末に1700人余りが国内旅行をキャンセルした。ハナツアー関係者は、「国内修学旅行と船で行く日本旅行はほとんどがキャンセルされた」と話す。首都圏のあるゴルフ場では土曜日の予約10件余りがキャンセルされた。