サムスン電子がくしゃみをするとラップアカウントが風邪をひく(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.22 09:03
サムスン電子の比率が高いサムスングループ株ファンドもまた収益率が厳しい状態になった。今年に入ってサムスングループ株ファンドはサムスン電子の疾走に押され良好な収益率を見せた。特に「10%ルール」から自由なETFが強勢だった。「サムスンKODEXサムスングループ株証券上場指数投資信託」の場合、サムスン電子の比率を26%まで高めた。このETFの年初以後の収益率は11%で、一般株式型ファンド平均のマイナス0.4%をはるかに上回る。しかしこの1週間の収益率はマイナス5.1%で、通常のファンドのマイナス5%より成果は低かった。
最近のサムスン電子の株価下落は外国人のためだ。外国人は今月3日から20日まで1日も欠かさずサムスン電子株を売った。この期間の売却金額は1兆5000億ウォンに達する。21日にサムスン電子が反騰に成功したのも外国人が173億ウォンと小幅ではあるが買い越しに転じたためだ。ウリ資産運用のキム・ヒョンウク株式運用本部長は「サムスン電子は外国人の韓国市場に対する態度を見せるバロメーターのようだ。景気への懸念のために売ろうが、流動性確保次元で売ろうが、韓国の比率を減らすと決めれば売るのがサムスン電子」と話した。キム本部長は、「最近の株価急落はサムスン電子のファンダメンタルズに問題があったためだと見難い」と付け加えた。