造船不況乗り越えようと韓国大手2社が統合…両労組は「M&A反対」スト
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.21 08:21
社長が談話文まで発表して労働組合員の懸念を鎮火しようとしたが激しい荒波を防げなかった。買収しようとする現代(ヒョンデ)重工業と買収される境遇に置かれた大宇(デウ)造船海洋の話だ。19日に大宇造船海洋労組がストをすることにしたのに続き、20日には現代重工業労組もストを決議した。両労組の連帯ストによりそれでなくても苦境に陥っている韓国の造船業はイバラの道を歩くことになった。
現代重工業労組は20日、争議行為をめぐる投票を実施しこれを可決した。全組合員1万438人のうち86.81%の9061人が投票に参加し、59.42%の5384人が賛成した。労組は26日の代議員選挙など内部組織整備を経た後にストに入る予定だ。
現代重工業労組は大宇造船海洋買収時に起きる恐れのある構造調整を懸念する。同業種である現代重工業と大宇造船海洋が統合されれば経営効率を掲げた会社側の構造調整が続くという心配からだ。