ロッテ名誉会長の一代記『私の父、辛格浩』来週出版…長男が執筆(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.18 13:07
辛前副会長は2015年の騒動でロッテ経営権から完全に排除された後、取締役会と株主総会を通じて絶えず反撃しているが、これという成果はまだない状況だ。
本の後半には在日同胞事業家だった父の辛名誉会長と韓国政府の因縁にも触れていて目を引く。「韓国政府の背信」と題した章で、朴正熙(パク・ジョンヒ)政権の序盤期、政府の勧誘で韓国で製鉄事業をする計画があったが「韓国政府に裏切られて白紙になった」と伝えた。ある日、辛会長が知人の紹介で東京大学で朴泰俊(パク・テジュン)氏と初めて会ったが、当時、朴氏が総合製鉄所の企画および建設責任者に内定していると自分を紹介し、このため辛会長はこれまで熱心に作成してきた資料を朴泰俊氏に渡すことになったと記録した。