【社説】原油安長期化…韓国経済に激しい革新が必要だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.09 13:22
国際原油価格が急落して7年ぶりに最低値を記録した。きのうウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は1バレル当たり37.65ドルまで急落した。2009年2月以降で最も低い。先週末にオーストリアの首都ウィーンに集まった石油輸出国機構(OPEC)加盟国が減産合意に失敗したためだ。
原油安は今後も相当期間続く可能性が大きい。今回の会議で表われたように石油輸出国間の利害関係が克明に交錯する。原油価格下落で国がまるごと揺れているベネズエラは減産が切実だ。反対にサウジアラビアなど主要産油国は原油価格下落よりも米国産シェールガスとの競争でシェアを維持することに関心が多い。この渦中に核問題で石油を輸出できなかったイランは来年1~3月期に増産に出る。国際原油価格が1バレル当たり35ドルまで落ちるという見通しも決しておかしくない。