【コラム】有望ベンチャーを「死の渓谷」から救おう=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.29 14:01
韓国経済の成長動力であり雇用の宝庫として、革新的技術とアイデアで創業した中小ベンチャー企業が注目されていている。政府も創造経済の実現の核心政策として技術基盤の創業活性化と創業企業に対する投資環境改善に多くの努力を傾けてきた。
特に活発な研究開発(R&D)支援を通じて創造経済の生態系の基盤を用意してきたが、2012年基準で韓国の国家研究開発費は政府(12兆2300億ウォン)と民間(43兆2200億ウォン)を合わせて計55兆5000億ウォン規模で世界第6位の水準だ。また国内総生産(GDP)対比の研究開発集約度は4.36%で世界第2位に該当する。しかし残念なことに2012年基準の韓国新生企業の3年の生存率は41.2%に過ぎず、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最下位水準と現れた。創業企業の生存にとって最も大きな障害物は、荷札のようについて回る資金調達と販路確保の問題だ。特に成長潜在力と雇用創出効果が大きい技術創業は卸売り・小売りや外食業などのように小額の売り上げを基盤とする生計型業種に比べて安定した収益が創出されるまでの期間が長く、初期投入コストも高くて資金回収の遅延に脆弱にならざるをえない。数多くの革新製品が光を見ることもできずに消える理由がここにある。