【中央時評】Jノミクス、1年間の成績は?=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.17 10:03
文在寅(ムン・ジェイン)大統領の就任1周年を迎え、「Jノミクス(文在寅政権の経済政策)」も1年が経過した。Jノミクスの政治的マニフェストは人中心の経済であり、経済哲学としては所得主導成長に傍点を打っている。その理論的な根拠は国際労働機構(ILO)の一部で主張する「賃金主導成長」と見ることができる。すなわち、相対的に限界消費性向が高い労働者の賃金を増やして消費の余力を高めれば、内需を中心に成長を期待できるというのが核心だ。このため雇用中心、公正経済、革新成長という3つの細部目標を提示した。
では、この1年間の成績はどうか。類例がない文大統領の高い支持率にもかかわらず、経済政策の面では高い点数を受けていないようだ。調査機関別に差はあるが、世論調査の結果は外交・安全保障部門とは異なり、経済側の支持率は50%程度にとどまっている。特に体感景気が悪化したという回答率も50%近いことが分かった。