【時論】韓米政権交代期の北核対応(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.06 16:44
事情がこうであるなる、現在我々の内部に存在するいくつかの立場を考え直す必要がある。まず政府は可変的な状況に適応しにくい立場を持っている。制裁圧力中心では米国が交渉しようとする時に適応が難しく、米国が強硬姿勢に出ればジレンマに陥る可能性がある。我々の世論は軍事オプションに反対する公算が大きいからだ。米国と歩調が合わなかったり、高高度ミサイル防衛(THAAD)体系のように急変針が避けられないだろう。政界の一部では核武装、戦術核の導入などの主張が出ている。この主張は実現の可能性も有用性もない。
政界のもう一つの立場は対話一辺倒の主張だ。状況は北朝鮮発の挑発とこれによる対立を中心に展開するはずであるため、これもふさわしくない。似たものをTHAADの事例で見たことがある。