５．７インチ大画面スマートフォンの上段に追加した０．２インチの異形ディスプレーは消費者の経験と便宜を考慮した野心作だ。利用者がただ時間や日にちを確認するためにスマートフォンをつけることが一日に１５０回を超えるという点に着眼し、スマートフォンの上段に長方形のディスプレーを搭載した。

メイン画面が消えた状態でも時間とバッテリー状態を確認でき、よく使用するアプリと最近開いたアプリまで探せるようにした。スマートフォンの側面フレームには名品時計や外科用手術道具に使われるステンレス素材を使用、背面にはシリコン素材の「デュラスキン」を適用し、スクラッチや衝撃からスマートフォンを保護する。機能を増やしたが、価格は「Ｇ４」に比べて２万５０００ウォン低い。韓国国内の販売価格は７９万９７００ウォン（８万円）。

ただ、プレミアム市場でライバルのサムスン電子やアップルがそれぞれサムスンペイやアップルペイを前に出し、スマートフォンを通じた消費者「ロックイン（ｒｏｃｋ－ｉｎ）」戦略を駆使しているのに対し、Ｖ１０には指紋認識機能を入れながらもこれに対応するほどのモバイル決済システムが搭載されていないのは短所に挙げられる。


ＬＧ電子副会長のこだわり…「Ｖ１０」にプレミアム満載（１）