【時論】韓米政権交代期の北核対応(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.06 16:44
金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の核・ミサイル政策は激しく慌しい。1年間に2回の核実験をし、無数にミサイルを実験する姿は先代と比べても悪性だ。ところが極悪な形態にも逆説的な有用性はある。北朝鮮が多くの挑発で一定の方向性を表した結果、もう我々はその意図を知ることになった。北朝鮮は明確に核兵器の小型化・軽量化と運搬手段の高度化を誇示することに集中している。制裁をあざ笑い、後見人の中国の引き止めや平和協定並行議論の提案も無視し、荒々しく突き進んでいる。
また、北朝鮮は急いでいる。数週間隔でミサイル試験を、数カ月間隔で核実験をする。5回目の核実験直後、大型エンジン実験の成功を宣伝したのも同じ脈絡だ。核実験で安保理が招集される中でミサイルで挑発するのは4回目の核実験後の状況と同じであり、早急性とともに追加発射を暗示する。