業績最悪の現代重工業、20年ぶりストの危機(1)

業績最悪の現代重工業、20年ぶりストの危機(1)

2014年09月24日09時12分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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現代重工業の労働組合がストライキに向けた投票を始めた23日、権五甲現代重工業社長が蔚山造船所で出勤する従業員らと握手をしている。権社長は「労使がともに手を組んで新たなスタートに出られるよう大きな心を見せてほしい」と訴えた。(写真=現代重工業)
  「自分の職場のための道が何なのかもう1度考えてください」。

  23日午前6時20分、蔚山(ウルサン)の現代(ヒョンデ)重工業正門前。権五甲(クォン・オガプ)社長が1人1人と握手をしながら出勤する従業員を迎えた。造船所に通じる他の9カ所の出入口でも主な役員が権社長の要請文を従業員に伝えた。現代重工業労組はこの日から26日までストライキに向けた投票をする。100分間の出勤途中に従業員と会った権社長は、「会社がみなさんの心をつかめなくなったとすればそれは会社の間違いであり責任だ。心より申し訳ない」と話した。続けて「最近会社の事情が良くないのも熱心に働いたみなさんではなく会社の責任。会社が責任を全うできるよう時間と機会をください」と訴えた。

  現代重工業が20年ぶりにストの危機に陥った。代表的な労使協力が優秀な企業に挙げられる同社だが、今年は社長が直接出勤途中に呼び掛けに出るほど状況がこじれている。会社は定期賞与金700%を通常賃金に含む案まで受け入れたがスト投票を防ぐことはできなかった。昨年選出されたチョン・ビョンモ労組委員長は同社が激しい労使紛糾を経験した1987年に労組の争議部長を務めた。強硬な労組の本質には比較心理が背景にある。ある従業員は、「隣に住む現代自動車の労働者と比較するほかない。特に20~30代の若い従業員の不満が多い」と話す。キム・ヒョンギュン労組政策企画室長は、「これまで会社は『厳しいから譲歩してほしい』という形の交渉をしてきた。ところが労働者の処遇は大きく変わっていない」と話した。

  これに対し会社側は、「異なる業種を同等に比較するのは適切でない」という立場だ。労組の不満はあるが、現代重工業は依然として就職しようとする求職者が集まる会社だ。今年の大卒新入社員競争率は30対1だった。現代重工業の従業員平均年俸は昨年7232万ウォン(約756万円)で現代自動車の9400万ウォンよりは少ないが、10大グループ主力系列会社10カ社で5位に位置する。平均勤続年数は18年に達する。会社関係者は、「造船業が好況だった2006~2010年には成果・激励金7410万ウォンを支給し、現代自動車の5918万ウォンより多く補償した」と話す。

業績最悪の現代重工業、20年ぶりストの危機(2)
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