【コラム】私たちが被っている仮面=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.17 16:24
本当の自分はどんな姿だろうか。最近浮上しているキーワード「ペルソナ」を見て思った。歌手IU(アイユー)さんが主人公のNetflix(ネットフリックス)オリジナル短編映画も、韓国はもちろん英米圏チャートを席巻している防弾少年団(BTS)のニューアルバムも、まるで謎を投げかけるかのようにペルソナを語った。自分はこういう仮面を被っているが、あなたはどんな仮面を被っているのかと問うように。
心理学者カール・グスタフ・ユングが提示した分析心理学用語が日常に浸透しているのには理由がある。ただカメラの前に立つ芸能人でなくても仮面が必要な瞬間が多くなったからだ。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)だけ見てもそうだ。かろうじてフェイスブック・ツイッター・インスタグラム・ユーチューブ時代に適した人格を備えているとすれば、これからは「TikTok(ティックトック)」用も必要だ。15秒動画の世界では「クルジェム(きわめて面白いもの)」だけが生き残る。