【コラム】韓国原発、産業革命の発祥の地で勝利せよ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.18 10:24
一滴の石油も出ない韓国がエネルギー自立を成し遂げたスタート地点は1957年に李承晩(イ・スンマン)政府が米国の助けを受けて研究用の原子炉を確保した時だった。その後、古里(コリ)1号機の原子炉に77年6月に初めて点火するまでかかった歳月は20年にも及んだ。技術も部品もなしに始めたため、それ以外に道はなかった。その後もエネルギー自立の道は険しかった。70年代に2度オイルショックに襲われ、その度に主務長官が中東に飛んで行って哀願するように原油を買い求めてこなければならなかった。このような時代を経て25基にまで増えた原子力発電所は韓国の電力供給の30%を担う核心的発電源になった。
歳月はさらに流れ、独自の技術で韓国型原子力炉型APR-1400が開発された。海外でもその技術力と安定性を認められ、2009年にアラブ首長国連邦(UAE)への輸出に成功した。APR-1400は建設中断が議論されている新古里(シンゴリ)5、6号機に入る原発だ。新古里3号機で稼動中である上にエネルギー多角化のために中東産油国が選択した原発という点でも意味は大きい。