北朝鮮「全面的に中国依存しない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.11.08 15:01
先月、米国を訪問した李根(リ・グン)北朝鮮外務省局長らが中国の影響力を懸念する発言をしたものと確認された。一行は先月30日、ニューヨーク全米外交政策協議会(NCAFP)が主催した非公開セミナーでこうした立場を明らかにした。
NCAFP首席副会長ドナルド・ザゴリア博士のセミナー報告書によると、北朝鮮側は「朝米両側は一国家が特定地域(韓半島)で支配的な影響力を行使するのを阻むことを含み、戦略的利害を共有する」と明らかにした。これは前後の文脈及びほかの出席者の話から考えた場合、中国に対する牽制の立場を示唆したものとみられる。セミナーに出席した専門家は自由アジア放送(RAF)とのインタビューで「北朝鮮側が『北朝鮮に多くの外国人たちが入って来て投資するが、大部分が中国人だ。私たちは全面的に中国にだけ依存することは願っていない』と言った」と伝えた。
北側出席者らは続いて、米国との関係改善さえ成立すれば、この地域内の「米国の存在」(US Presence)を歓迎することができると明らかにし、米軍駐屯容認の意思も示した。金正日(キム・ジョンイル)国防委員長は2000年6月、南北首脳会談当時「統一後、在韓米軍の継続駐屯に同意する」と明らかにしたものと金大中前大統領が伝えたことがある。