「民族の魂を生かす国民運動本部」は耳塚を故国に移す案も待ちこがれる。
しかし「耳塚」は現在、日本の史跡地に指定されてある。豊臣秀吉と直接関連のある京都の文化財と見なすからだ。
「民族の魂を生かす国民運動本部」は今年5月、東京の文化庁を訪問し、「耳塚」の韓国への移転を打診したこともある。ハン理事長は「壬辰倭乱(文禄の役)の当時、ウルドルモク(鳴梁海峽)での戦闘で戦没した倭(日本)軍が海岸に流れてきた。そのとき、朝鮮(チョソン、1392-1910年)の民は倭軍の遺体を収拾し、珍島(チンド)に埋めた。いまでも珍島におよそ100基の墓地がある。当時、同地域に出廷した倭軍の子孫が最近も訪れ、法事を行う。珍島にある倭軍の墓地と京都の耳塚を交換する案を提案した」と説明した。