趙世暎外交部第1次官、在韓日本大使と非公開晩餐会同…韓日首脳会談を水面下で議論か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.14 16:25
趙世暎(チョ・セヨン)韓国外交部第1次官が13日夕方、長嶺安政駐韓日本大使と非公開晩餐会合を行った。今月末に主要20カ国・地域(G20)首脳会議を控え、韓日首脳会談の開催と形式を議論したと見られる。先月第1次官に就任した趙第1次官は外交部の代表的な知日派。日本の外務省関係者は趙第1次官の就任について「韓国政府がついに対日外交に再び重きを置いたものと見られ、歓迎する」と述べた。
北東アジア局長を務めた趙第1次官は日本語も堪能で日本での勤務経験も豊富だ。長嶺大使も先月31日、ソウル都染洞(トリョムドン)の外交部庁舎に自ら足を運んで趙第1次官を訪問し、就任祝いの挨拶を伝えた。金鉉宗(キム・ヒョンジョン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室第2次長も著書『金鉉宗、韓米FTAを語る』で趙第1次官を「日本に言うべきことは言う真の外交官」という要旨で描写している。
ただし、韓日首脳会談は容易でない外交問題だ。日本は韓国が大法院(最高裁)の強制徴用賠償判決に基づき日本企業の韓国内資産が現金化した後で差し押さえされた場合を両国関係のレッドラインとしている。日本政府は韓国政府に数回にわたり韓日請求権協定に基づく仲裁委員会の構成を要請してきたが韓国政府は「綿密に検討している」という立場で一貫している。これにより、日本政府は仲裁委が開かれない場合、韓日首脳会談を開かないという方法をメディアが取り上げてきた。