恩師の間でも楽観論と悲観論が混在する。

李承燁（イ・スンヨプ、３３、読売）は２１日現在、打率２割１分６厘・４本塁打・７打点を記録している。 読売の原辰徳監督は李承燁の打順を６番に下げた。 相手投手が左腕なら李承燁を先発から外す。 苦戦中の李承燁に対し、２人の恩師、金星根（キム・ソングン）ＳＫ監督と白仁天（ペク・インチョン）ＳＢＳ（ソウル放送）解説委員が助言と激励を送った。

▽金星根監督「オープン戦のように」

金星根監督は２１日、文鶴（ムンハク）で行われたロッテ戦の前、「李承燁の打撃リズムがシーズン前と違う。 打撃フォームが小さくなっている。 安打が出ないため委縮している」と指摘した。 李承燁がシーズン開始後、相手投手から集中的に牽制を受け、打撃フォームにその影響が生じたということだ。

金監督は「目がよく見えなければ体が委縮するのと同じだ。 当たっていないから心理的に影響を受けて委縮し、その結果、打撃フォームが小さくなっている」と説明した。

李承燁はオープン戦で打率３割２厘・８本塁打・１７打点と大活躍した。 本塁打と打点はともにオープン戦１位。 しかしシーズンが始まると不振に陥った。 最近は打撃感覚が上向いているが、金監督はまだ心配している。

金監督は「現在の李承燁は悪くも良くもない状態のようだ。 次第に良くなっているようだが、相手投手によって変わるので、もう少し見守る必要がある」と語った。

▽白仁天氏「原監督のプラトーンシステムが問題」

スポーツ報知紙は２２日、「打線の真ん中の５番打者が打ってこそ攻撃のリズムが出てくる」という原監督の‘５番打者論’を伝えた。 「現在５番打者は亀井だけでなく、‘５番打者のライバル’李承燁も迫力ある打撃を見せなければならない」という内容だ。 同紙は「読売の打線はまだ完成していない。‘プラトーンシステム’も続くだろう」と付け加えた。

白氏は「原監督のプラトーンシステムが李承燁にはマイナスに作用している」と分析した。 白氏は「タイミングが合ってきて、ボールもよく見始めた」と最近の李承燁の状態を評価した後、「原監督のプラトーンシステムに問題がある。 なぜラミレスと小笠原には適用をしないか」と声を高めた。

さらに白氏は「プラトーンシステムのような刺激は若い選手にすることだ。 ３０本以上の本塁打を打つベテランの李承燁に必要ない。読売のコーチには、李承燁という打者の心理、スランプを把握しようと努力するコーチがいない。 経験も足りない」とし、李承燁に負担を与える読売コーチングスタッフを批判した。