新車物量を確保できなければ終わり…ルノーサムスン労使が合意=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.17 08:28
ルノーサムスン自動車の労使が11カ月目にようやく2018年賃金および団体交渉(賃金団体交渉)の暫定合意案を出した。昨年6月に交渉を始めた労使は隔たりを埋められず、62回も部分ストがあった。長い対立の末に合意点を見いだしたが、労使ともに深い傷を残した。
ルノーサムスン車の労使は15日に行われた第29回本交渉の末、16日未明に暫定合意案を出した。労働組合は21日の総会で暫定合意案の賛否投票をし、最終承認するかどうかを決める予定だ。
立場の違いが大きかった基本給の引き上げは労働組合が一歩退いた。その代わり使用者側がいくつか補償案を提示した。基本給維持補償金100万ウォン(約9万2130円)を支給し、昼食代補助金も3万5000ウォン引き上げる。成果給は計976万ウォンと、通常賃金の50%を支給する。利益配分制(PS)に基づき1人あたり426万ウォンを支給し、生産性激励金(PI、通常賃金の50%)も出す。創立記念品費の増額などを合わせると1人あたり少なくとも1000万ウォン以上の成果給を受けることになった。