米国務・国防長官「対北朝鮮軍事オプション、捨てたわけではない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.18 10:13
米国国務・国防長官が「北朝鮮に対する軍事オプションを捨てたわけではない」と17日(現地時間)、強調した。これに先立ち、スティーブン・バノン米首席戦略家がマスコミインタビューで北朝鮮の核問題に関連し「米国に軍事的解決法はない。それは忘れよ」と話したことに反論したものだ。
レックス・ティラーソン米国務長官はこの日、訪米中である河野太郎外相、小野寺五典防衛相と会議を行った後、共同記者会見で北朝鮮の核ミサイル脅威に対して米国は軍事的に対応する準備ができているが、外交的なアプローチと平和的解決を好むと明らかにした。 彼は「米国主導の経済的、外交的対北朝鮮圧力キャンペーンも強い軍事対応態勢が後押しされる必要性がある」と強調した。バノン首席戦略家の発言に対してティラーソン長官は「バノン氏のマスコミインタビューの内容に対して論評したくない」としつつも「我々は対北朝鮮政策について明確に明らかにしてきた。これはトランプ大統領が承認したこと」と強調した。また「北朝鮮が核兵器の開発中断交渉に合意しなければ、暗鬱な未来に直面するだろう」と繰り返して北朝鮮の核開発中断を促した。
ジェームズ・マティス米国防長官も記者会見で「もし北朝鮮が敵対行為を開始すれば、米国は同盟国との緊密な協力を通じて(北朝鮮が)強力な軍事的結果に直面させるだろう」と警告した。また、北朝鮮が弾道ミサイルで韓国と日本など同盟国を攻撃すれば「ミサイル迎撃のために即時でかつ具体的な措置を取るだろう」と話した。河野外相は「北朝鮮の変化を引き出すためには中国が行動を取らなければならない」と明らかにした。