北の挑発原点を先制打撃するキルチェーン・KAMD構築、2年早まる=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.06 15:16
北朝鮮の核ミサイル攻撃が予想される場合に挑発の原点を先制打撃する「キルチェーン」と「韓国型ミサイル防衛(KAMD)」体系の構築が2年早まる。
金振杓(キム・ジンピョ)共に民主党議員は5日、国会国防委員会の国防部に対する国政監査で、「先月27日の合同参謀本部に対する国政監査の代わりにあった非公開報告で、キルチェーンとKAMDを2年操り上げるという話を聞いたが、事実なのか」と尋ねた。これに対し韓民求国防部長官は「操り上げる計画を持って努力している」と答えた。現在キルチェーン・KAMDは2023年に完成する予定であり、目標通りに進めば2021年ごろ新しいミサイル防衛体系が導入される。
国政監査で与党セヌリ党の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)院内代表は「北のSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)に対応するために(核兵器を搭載するのではなく原子力を動力とする)原子力潜水艦の建造問題を最近開かれた与党・政府・青瓦台(チョンワデ、大統領府)会議で私が提起したが、ほとんどがうなずく雰囲気だった」と述べた。与党・政府・青瓦台レベルでこの問題が検討中という事実は鄭院内代表が初めて言及した。韓長官は「いま答弁するのは適切でない。よく検討しなければいけない問題だと考える」と答えた。鄭院内代表は「イスラエルのミサイル迎撃体系の『アイアンドーム』10基を導入すれば首都圏を防御できる」という主張もした。しかし韓長官は「可用性についてすべて検討した」とし「(アイアンドームは)イスラエルの実情に合うものだという結論を出した」と否定的に答えた。