【社説】走る人工知能、這う「教育知能」=韓国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.03.20 13:18
人工知能(AI)が人類の文明を変える世界史的革命として近づいている。人間代表の李世ドル(イ・セドル)九段とグーグルディープマインドの「アルファ碁」が真っ向勝負した世紀の囲碁対局が投げかけたメッセージだ。18世紀の機械化、19世紀の大量生産、20世紀の自動化・デジタル化の産業革命とは比較にならない21世紀の第4次産業革命が秒読みに入ったのだ。いわゆる「アルファ碁現象」だ。AIを中心にロボット工学、バイオ・ナノなど先端技術の融合・複合が率いる新たな革命は人類の日常だけでなく経済・産業地図を根こそぎ変化させると予想されている。
今回の囲碁対決以前にも第4次産業革命の波高は予告された。今年初めにスイスのダボスで開かれた世界経済フォーラム(WEF)では今後5年以内に700万件の雇用が機械に代替され、新たな雇用は200万件にとどまるだろうという見通しが出された。