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「貿易1兆ドル」4年ぶり崩れる=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.02 11:54
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原油価格と連動する品目は直撃弾を受けた。石油製品の輸出単価は1年間で1バレルあたり110.5ドルから59.6ドルに、石油化学製品は1トンあたり1557ドルから1141ドルに落ちた。これを受け、石油製品と石油化学製品の9月の輸出額は前年同月比で35.3%減、25%減となった。

原油価格が上がってこそ活発になる海洋プラントの発注も減った。9月の船舶輸出が20.4%減少した理由だ。地域的には原油価格に経済が大きな影響を受ける独立国家共同体(CIS)と中南米国への輸出がそれぞれ42.2%減、33.9%減となった。

 
経済が厳しくなると各国が通貨を切り下げて保護貿易を強化する「近隣窮乏化政策」を使い、世界貿易規模が減少したことも、輸出減少に影響を及ぼした。今年1-7月、世界貿易の90%を占める70カ国の貿易規模は前年同期比で12%減少した。李仁浩(イ・インホ)産業部貿易投資室長は「同じ期間の韓国の貿易規模は5.2%減にとどまった」とし「それなりに善戦したと見るべき」と述べた。米国の貿易規模は5.4%減、日本は8.4%減となった。

中国の景気失速も悪材料として作用している。対中国輸出は7月からマイナスに転じた。今年1-8月の中国の対外輸入額は前年比17.9%減少した。中国は韓国の最大輸出国。輸出全体に占める比率は25.7%にのぼる。政府関係者は「現在の輸出減少傾向は外部要因の影響が大きく、政府としても動向を点検するだけで、確実に解決できる方法はない状況」と述べた。




「貿易1兆ドル」4年ぶり崩れる=韓国(1)

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