日・中・露・北で長期政権体制…韓国は「5年外交」を改めるべき(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.24 08:59
天然ガスの供給量と価格を操る「パイプライン外交」で西側を牽制しているプーチン大統領は、米国に対抗して新東方政策と呼ばれる広幅の東進政策を繰り広げている。中国の歓心を買った後、中国と隙間が広がった北朝鮮にも接近している。日本とは北方領土をめぐる駆け引きをしながら国益を握っている。中国は党大会で今後5年間の執政方針を盛り込んだ政治報告を退任する総書記が朗読する。指導部の交代とは関係なく内政と外交の一貫性を担保する装置だ。現在の外交基調は先進社会主義国家建設を目標に掲げた建国100周年である2049年まで続く見込みだ。
日本・ロシア・中国・北朝鮮とは違い、韓国と米国の大統領は2017、2016年の大統領選挙で交代する。米国の場合、現在ではヒラリー・クリントン氏(67)が最も有力だが、政権が交代する可能性もある。しかし米国の外交は新大統領が就任初年度に海外訪問を自制し、外交政策を整えるのが慣例であるほど慎重だ。