トランプ氏「戦争はない」…対話の功労は得て非核化は観望(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.12 11:00
このようなトランプ氏の態度の変化には文大統領が4日と10日2回にわたる電話会談を通じて「南北対話で北朝鮮を非核化の交渉に導く」という説得が奏功したという分析が出ている。年頭記者会見を通じて「韓半島(朝鮮半島)の非核化が決して譲歩できない基本立場」であることを明確にし「南北対話をしても最大限圧力政策は続く」と安心させたためだ。トランプ大統領にとっては南北対話の成功と平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)成功という功労は得て、北朝鮮を説得するのは文大統領にバトンを渡したという分析も出ている。
この日の発言もレトリックであるだけで米朝対話の成功のカギは「適切な時間と正しい条件」にあるという意味だ。匿名を求めた高位外交消息筋も中央日報との電話インタビューで「米国の立場が対話に大きく流れが変わったのは明らかだ」としつつも「急ぐよりは五輪まで南北対話を見守りながら北朝鮮といつ、どのような方法で対話を始めるのかを準備するだろう」と話した。