【時視各角】1人暮らしの準備はできましたか?=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.24 14:32
彼ら老夫婦が住んでいる家は、玄関のドアを基準に右側は妻、左側は夫の領域だ。彼らが共に食事をするのは記念日に子供たちと一緒に行く外食ぐらいだ。互いに生活に干渉することも心配することもない。妻は「夫婦は40年暮らしても他人だ。干渉して期待するほど葛藤ばかり深くなることを悟り、還暦の時に住居空間を共有する他人として生きようと夫と合意した。その後の人生がはるかにクールで平和になった」と語った。互いに苦しめられた歳月ほどに似通っていく理想的な夫婦も多いが、それだけ葛藤の谷間が深くなる夫婦も多い。黄昏(たそがれ)離婚が新婚離婚を軽く上回るのはそのためだ。
「1人で暮らす人々」はすでに大勢だ。4世帯のうち1世帯(27.1%)が単身世帯という統計だけでなく、彼らのように同じ家に住んでいても別々に生活する情緒的なシングル族も多い。「1人で良い暮らしをする方法」を探すのは、私たちの時代的な課題となった。