韓経:<韓国代表企業「実績悪化」>「サムスン電子、今年は売上200兆ウォン厳しく」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.29 14:29
韓国の看板企業、サムスン電子の営業利益が5期ぶりに減少した。実績回復に寄与してきた半導体事業が厳しくなったからだ。スマートフォンで始まった危機が半導体、ディスプレーなど部品事業にまで伝染したという分析が出ている。このままでは今年の売上高200兆ウォン(約20兆円)達成は難しいという見方が出ている。
サムスン電子は昨年10-12月期の実績について、売上高53兆3200億ウォン、営業利益6兆1400億ウォンと28日、発表した。売上高は前期比3.16%増加したが、営業利益は16.92%減少した。サムスン電子の営業利益は2014年7-9月期(4兆600億ウォン)に底を突いた後、同年10-12月期から昨年7-9月期まで4期連続で増加していた。
主な要因には半導体やディスプレーなど部品(DS)事業の不振が挙げられる。サムスン電子は昨年7-9月期、半導体事業で3兆6600億ウォンの営業利益を出した。しかし昨年10-12月期には2兆8000億ウォンに減少した。ディスプレーの営業利益も前期(9300億ウォン)の3分の1水準の3000億ウォンだった。パソコン・スマートフォンなど情報技術(IT)機器の需要が鈍化し、DRAMとパネルの価格が下落したからだ。