平和議論する「済州フォーラム」…北朝鮮の参加、継続推進(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.15 16:39
「済州~北朝鮮平和クルーズ事業」もやはり統一部からの返事を待っている。元知事は「比較的外国人に開放的な平壌(ピョンヤン)・開城(ケソン)・新義州(シンウィジュ)と金剛山(クムガンサン)などが済州とクルーズでつなぐ候補地だ」と紹介した。漢拏山(ハルラサン)・白頭山(ペクドゥサン)の生態・環境保存の共同協力事業も準備中だ。韓国・北朝鮮が共同で専門家集団を作って南北の象徴である2つの山の動植物や生態・環境を比較研究するプロジェクトだ。
元知事は「今回の済州フォーラムで『エネルギー平和』を1つの大きなテーマとして扱う」と構想を明らかにした。石油・天然ガスのようなエネルギー資源をめぐって各国とグローバル企業らが対立して戦争まで行うような時代に、親環境・新再生エネルギーを通した新しい意味での平和を構築してみるという考えだ。彼は「特に風が多い済州道を、風力が作るエネルギー平和の島として整備してみる」と語った。元知事は「石油・ガスのような炭素エネルギー源でなくとも原発事故による放射能汚染などが人類を威嚇している」として「このような威嚇を最小化して究極的には脱却することが『エネルギー平和体系』の目標」と話した。