【寄稿】G20会議、「季布の一諾」思い返す時だ=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.27 13:00
主要20カ国(G20)首脳会議が9月5~6日にロシアのサンクトペテルブルクで開かれる。すでに8回目だ。朴槿恵(パク・クネ)大統領には多国間外交舞台デビュー戦だ。よく知られている通り2008年以降にグローバル金融危機と欧州財政危機を体験しながらG20は「危機管理体」の役割を忠実にやり遂げた。財政・通貨・為替相場・貿易など主要経済政策分野で政策共助を成功裏に導き、その結果「世界経済を深刻な危機状況から救った」という評価を受けた。
だが、世界経済が危機局面から抜け出し正常化していく現在、G20は新しい挑戦に直面している。当面は量的緩和縮小過程で現れる新興国市場の急変動の可能性に対応しなければならない。景気回復にも構造的に失業問題が解決されない状況も深刻な課題だ。中期的には国の財政を健全に維持し、短期的には景気を回復させるのに国の資金を放出する宿題も解決しなければならない。いまG20は危機管理者の役割にとどまらず、新しい国際経済秩序の設計者に変身しなければならないわけだ。