韓国政府は韓米原子力協定を見直し、乾式再処理の方式を通した独自の核燃料処理能力の確保を進める方針だと、複数の当局者が2日明らかにした。
乾式再処理(パイロプロセッシング)の方式とは、使い済みの核燃料を処理し、新たな核燃料を抽出するという点では従来の湿式再処理と同じだが、これを通じ武器級の核燃料を抽出するのは不可能であることから、「原子力の平和利用」という原則に一致する技術と評価される。
政府は2014年に満了する現行の原子力協定の見直しに向けた交渉を今年下半期、米国側に提案する方針を決めた。外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官は2日、ブリーフィングを行い「早期に韓国と米国が原子力協定を改正する必要がある」という考えを示した上で「(原子力)燃料の供給や使用後の残った原料の処理問題において、商業的利益を最大化できるようにしたい」と述べた。