韓経:韓国、非核化に向けた「4強外交」本格化…安倍氏・習氏と面会
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.12 10:08
金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長に会った結果を共有するために、8日から米国を訪れていた鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室長と徐薫(ソ・フン)国家情報院長が2泊4日の訪米日程を終えて11日に帰国した。鄭氏と徐氏は12日、それぞれ中国と日本を訪問し、習近平国家主席と安倍晋三首相に会う予定だ。
鄭氏は11日の帰国直後、仁川(インチョン)空港で記者団と会い、「韓半島(朝鮮半島)非核化目標の早期達成、韓半島平和定着のための文在寅(ムン・ジェイン)大統領とトランプ大統領の強い意志と決断に敬意を表す」とし「北朝鮮の金正恩委員長の勇気ある決断も高く評価する」と述べた。続いて「今後、2つの首脳会談が成功裏に開催されて多くの成果を上げられるように、準備に万全を期する」とし「韓半島平和のためにこれら(日米中露)の国々との緊密な協力方案を引き続き協議していく」と付け加えた。鄭氏と徐院長は青瓦台で文大統領に訪米結果を報告した。
2人は今月8日、ホワイトハウスでドナルド・トランプ米大統領と会い、米朝首脳会談への合意を引き出した。トランプ大統領が金正恩からの会談要請をその場で受け入れたことに対して、鄭氏は9日、ワシントン特派員に会って「(金正恩から)首脳会談提案の他にも追加メッセージがあった」と述べた。鄭氏は「首脳間でやりとりした内容をすべて公開することはできない」とし「首脳会談成功に向けた信頼構築の一環で、非常に包括的な内容」と付け加えた。鄭氏が「包括的な内容」と明らかにしたことと照らし合わせてみると、非核化に関連した具体的な措置を約束した可能性が提起されている。米国はこれまで、北朝鮮との対話条件として「完全、検証可能かつ不可逆的な廃棄(CVID)」を要求してきた。一部からは抑留されている米国人の釈放など、人権問題の改善意志を伝えたという推測も出ている。