【中央時評】平壌はなぜ誤った選択を繰り返すのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.21 17:04
なぜ平壌はこうした行動を繰り返すのだろうか。「マーフィーの法則」は偶然のようだが、綿密に見ると、ほとんどがそれなりの理由がある。最初の理由に、北朝鮮式の一方主義を挙げることができる。自分たちがすべてのものの主であり、宇宙の中心という特有の信念だ。いわば主体思想がもたらした弊害ということだ。次は、情報収集と分析、判断の限界からくる敗着も見える。相手の意図を看破できる情報力があったとすれば、こうした選択を繰り返さなかっただろう。軍事的緊張で生きる北朝鮮の既得権集団が意図的に局面を壊そうとした可能性もあり、典型的な注目を引く戦術を前後を考えず駆使した結果でもある。
その理由が何であろうと、この数年間、北朝鮮のこうした選択は最悪の状況展開を招いてきた。「マーフィー的慣性」から抜け出せず、状況を正確に読めなければ、その未来も変わらない。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が公言してきた「世界的傾向」の正反対の方向に進んでいく道だ。問題は彼らの敗着が我々にもそのまま災難となる事実だ。加速化する核能力拡張で担保となるのは他でもなく我々だ。