韓経:韓国半導体をまるごと狙う中国…「サムスン・SK協力会社を無条件に買収する」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.24 14:05
中国が韓国の半導体装備会社に対するM&A(企業の合併・買収)に動き出した。単に数人の技術者を引き抜くだけでは「半導体崛起」に力不足という判断のもと、企業の設備と人材をまるごと買い取ろうとする動きという分析が出ている。韓国半導体産業のノウハウが蓄積された装備会社などが中国に売却される場合、サムスン電子とSKハイニックスの工程技術も同時に渡ってしまう可能性が高いという指摘だ。
半導体業界によると、今年に入って多くの半導体装備会社が中国企業や地方政府から会社および株式売却、中国合弁工場の設立などの話を受けたことが確認された。京畿道平沢(ピョンテク)の半導体装備会社A社は最近、中国企業から「最大株主の保有株全量を800億ウォン(約80億円)で買収する」という提案を受けた。A社代表は「巨額だったので最初は気持ちが揺れたが、数十年間育ててきた会社を中国に渡すことはできないと判断して断った」と話した。