【コラム】「韓国型の量的緩和」運命の日(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.13 15:10
産業銀行が産金債を韓銀に渡して用意した資金を企業構造調整に使うという意を明確にした。韓銀が金融機関からMBSを買うのも家計の据え置き式住宅担保融資を長期分割融資に乗り換えるのを支援するためだ。量的緩和の前に「韓国型」という単語を使った理由が説明される。景気浮揚ではなく構造調整対策であるためだ。
選挙が枠組みの戦争だとしても常軌を逸した。韓銀にはすでにこのような支援策がある。特別融資(特融)だ。金融通貨委員4人の賛成で「資金調達および運用の不均衡に流動性が弱まった金融機関」に緊急与信ができる(韓銀法66条)。事例も多い。1985年の倒産危機海外建設会社・海運会社支援、97年の銀行・総合金融機関・証券会社支援、2008年の銀行圏資本拡充ファンド支援などが代表的だ。従来の構造調整支援制度を韓国型量的緩和という名前で覆ってしまったのは驚くべき想像力だ。