「血のアイボリー」…爆弾テロの資金源となる中国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.08 10:14
アルシャバブなどが売った象牙は中国市場で10倍の価格で販売される。市民団体「ゾウを救え」の活動家が調査した結果、中国北京・上海で象牙材料の価格は1キロあたり2100ドル(約212万ウォン)だった。この象牙は仏像やブレスレットなどにされ、高い価格で売れる。
中国で象牙は厄除けという俗説があるほか、富と高いステータスのシンボルとなっている。過去に皇室と貴族、富豪だけが保有した物として、財布が分厚くなった中産層が象牙の購買に加勢し、需要が急増している。昨年、香港の税関だけで8.041トンの象牙が押収されたが、これは2003年比で300%増。アフリカ産の象牙の6-9割が中国に向かうと、UNEPは推定した。価格も高騰し、香港の小売店で象牙装飾品の1キロあたりの価格(約3000万ウォン)は10年前の50倍に上がった。