【取材日記】南大門市場から値段交渉が消えれば…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.21 17:56
17日午後、ソウル南大門(ナムデムン)市場。 日本から観光に来た大野亜希子さん(33)がショッピングをしていた。 ここで靴下・ジーンズ・Tシャツを買った大野さんは「南大門市場では『ディスカウントしてほしい』『おまけがほしい』などと韓国語で話さなければいけないことは日本でもよく知られている」とし「店の人が高い値段を言うと、自分がずっと低い値段を要求しながら値段交渉をするのが本当におもしろい」と話した。
このように客と店員が駆け引きをする場面が1カ月半後には消える。 ソウル中区庁が7月1日から南大門市場に価格表示制を義務づけたからだ。 実際、これは南大門市場が自ら招いたものだ。 いくつかの店が外国人観光客に不当な金額の支払いを要求したのが問題になった。 中区庁は「南大門市場に対する消費者の信頼回復のため、価格表示義務制の施行を決定した」と説明した。