【社説】北核首脳会談は「総論は賛成、各論では慎重」という姿勢で準備を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.12 09:38
4月の南北首脳会談、5月内の米朝首脳会談の開催が決まり、韓国や米国はもちろん、周辺国状況も慌ただしく動いている。韓国政府は南北首脳会談の当事者であり、米朝首脳会談の仲裁者だ。北核解決を力強く推し進めながら、いつも以上に慎重な身の振る舞いが切実なのもこのためだ。首脳会談の準備には通常6カ月以上かかるという。会談までの期間を計算すれば、時間はギリギリではなく大幅に足りない状態だ。
このような状況なので、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は速かに任鍾皙(イム・ジョンソク)秘書室長をトップとする南北首脳会談準備委員会を設け、米国から帰ってきたばかりの鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長と徐薫(ソ・フン)国家情報院長をそれぞれロシア・中国と日本に派遣した。当然の措置とも言える。
米国はニューヨークチャネルなどこれまで維持してきた北朝鮮との対話ルートを通じて、鄭室長一行が金正恩(キム・ジョンウン)党委員長の言葉だとして持参してきたメッセージが正確かどうか確認に入ったという。表面では2つの首脳会談の準備がスピーディーに進められているように見える。