現代自動車と現代重工業が23年ぶり同時スト…蔚山市民は「妥協」呼び掛け
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.20 10:47
19日午後1時30分、蔚山市楊亭洞(ウルサンシ・ヤンジョンドン)の現代(ヒョンデ)自動車蔚山工場労働組合(組合員4万8000人)はこの時刻から2時間の部分ストに突入した。10分後には昼休みでもないのに自転車に乗ったりリュックサックを背負った労働者らが無表情な顔で工場の正門から出てきた。普段は午前6時45分に出勤し午後3時30分に退勤していた1組の労働者らがこの日はストのために2時間早く退勤して起きた風景だ。
この日午後2時、現代自動車工場から5.4キロメートル離れた蔚山市西部洞(ソブドン)の現代重工業造船所。同社の労働組合(組合員1万5000人)もこの時刻から3時間にわたり構造調整対象である設備支援事業部門(組合員700人)がストに入った。現代自動車と現代重工業の労働組合のこの日の同時ストは1993年の現代グループ労組総連盟による連帯ストライキから23年ぶりだ。現代自動車は今年が5年連続ストで、現代重工業は3年連続ストだ。
現代自動車労組はこの日午後1時30分と午後10時30分の1組と2組の労働者2万8000人が2時間ずつ部分ストをし2時間早く仕事を終えた。このため普段は騒音があふれる自動車生産ラインは一斉に止まった。