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【時視各角】セウォル号座り込みテント、自ら片付けるべき(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.23 17:57
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セウォル号遺族の代行ドライバー暴行は、悪性の中の悪性だ。昼間には光化門(クァンファムン)で食を断っても、深夜には汝矣島(ヨイド)で野党国会議員と親しく酒宴を開いていたことからして奇怪な絵だ。弱者である代行ドライバーと病院看護師に鋭く言い放った「私が誰か知っているのか」という権威主義も、普遍的情緒の逆鱗に正面から触れた。「子供を失った親」が、一瞬にして「スーパー甲」に変質した。

事態の展開過程も遺族たちの純粋性が疑われるのに充分だ。被害者と目撃者の陳述は終始一貫性を維持した。一方、遺族の陳述はたびたび変更される。初めはギブスをして歯も6本取れたとして「双方の暴力」だと言った。だが現場の動画を見ると全く違う。1人は足げりをして1人で勝手に倒れて腕をケガし、もう1人は暴力が終わった後に平気な顔をしてタバコを口にした。警察の調査の結果、抜けた歯のうち5本は補綴(ほてつ)だと分かった。遺族たちに向けられた視線が冷たくなるのは当然のことだ。

 
「ユミンのお父さん」キム・ヨンオ氏は「(暴行事件は)あの人たちが準備しておいた艦艇でもある」と言った。果たして「あの人たち」が誰なのか。また、あらかじめ穴を掘っていたとすれば、なぜ生々しい20分ほどの動画が出てこないのだろうか。韓国産の携帯電話は暗闇の中にもぶれずに鮮明に撮れる世界最高の性能を誇っているのにだ。すでにキム氏の46日間断食は周辺人物によって色あせた。彼の元の義理兄弟は「離婚後あなたがユミンによくしてあげたことに何があるのか」と暴露したし、大統領に向けた卑劣な言葉もやはり進歩メディアが撮影したものだ。もはや彼がずっとニュースに出ることが遺族たちにとって役立つかも疑問だ。

目移りの素早い政界からセウォル号の出口戦略を悩む表情だ。文喜相(ムン・ヒサン)新政治民主連合非常対策委員長は「セウォル号特別法は遺族の同意ではなく了解を得る線でなければいけない」として一歩後退した。真相調査委に捜査権・起訴権の保障は事実上無理だという判断が敷かれている。「表面は張飛、中身は曹操」という文委員長のセウォル号の流れを読む動物的な感覚がにじみ出ている。朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長も見て見ぬふりをしていた光化門のセウォル号断食座り込みテントに「使用料」を賦課すると背を向けた。野党圏がいっせいに距離を置く状況に突入する兆しだ。


セウォル号座り込みテント、自ら片付けるべき(2)

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