進化するSNS…理念の谷深く政治イシュー多い韓国、開放型より閉鎖型好む?(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.02.06 11:37
一方、志を同じくする仲間との交流・疎通を目的とする人には第1世代は毒になりうる。不特定多数の誰でも自身のツイート(ツイッター)やニュースフィード(フェイスブック)を見ることができて、流布(ツイッターの場合『リツイート』、フェイスブックの場合『共有』)できる状況だからだ。韓国のように理念的な谷が深く政治的議論が活発な社会で、閉鎖型のSNSへの進化が、ほかの国より早く進んだのは自然な流れだ。
チン教授は「ツイッター・フェイスブックで『皆にすべて見せること』を楽しんだ人々が今は『親しい友人の何人にだけ見せること』へと移っている」と指摘した。第1世代SNSが他人の顔色をうかがわなければならない所ならば、第2世代SNSは『ゆっくり休んでもかまわない家』のような存在であるわけだ。国内カカオトークの閉鎖型SNSである『カカオグループ』も驚くべき成長の勢いを見せた。昨年9月に発売したカカオグループは100日で1000万回のダウンロードを記録した。2012年9月に発売されたネイバーバンドは現在168カ国で2000万人以上が使う。ある会社員(38)は「日本人の友人が『ネイバーバンドをしないか』と言ってきて加入した。韓国だけでなく世界的に通用した」と伝えた。