【中央時評】21世紀の卵生説話=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.29 17:13
家族や幼い弟子の命よりも大切なその肖像画の中の首領は、肉親よりも心を込めて崇めなければならない神聖不可侵の独尊なのだろう。独裁と独善には批判が伴うが、独尊にはいかなる批判も不可能だ。ただ崇拝と服従があるのみだ。
共産主義の失敗を自認するかのように北朝鮮の憲法は共産主義という言葉を削除し、主体思想と先軍思想を憲法精神として明記し、「金正日同志はわが祖国を不敗の政治思想強国、核保有国、無敵の軍事強国に転変させた」という言葉を追加した。非核化を首領の遺訓とする世襲政権が公開的に核武装を宣言したということだが、憲法に核保有を明示した国が他にあるかは知らない。