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女性スパイ元正花被告、初公判で公訴事実すべて認める

2008.09.11 07:47
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女性スパイ元正花(ウォン・ジョンファ、34)被告に対する初公判が10日、水原地裁310号法廷で刑事11部(裁判長シン・ヨンソク部長判事)で開かれた。

7月、拘束されてから公開された場所に姿を現すのは初めてだ。

 
法廷に立ち入った元被告人は裁判部の認定尋問が始まると名前と生年月日、居住地を小さく、震えた声で答えた。判事が「検察側の公訴事実を認めるか」という質問に「はい」と答えた。続いて「裁判部に転向書を提出したが、転向書の内容は本人の意思から書かれたものか」と問うと再び「はい」と短く答えた。

元被告人は9日「北朝鮮に生まれたのが罪です。また生きて行く機会をくださるのなら自由民主主義の大韓民国で一生ざんげしながら生きていきます」という内容の転向書を裁判部と捜査検事に提出した。

元被告人は認定尋問を終えた後、スパイ活動について列挙する検察の公訴事実を聞きながら泣き始めた。赤くほてった顔と頬から涙がすっと流れた。

この日公判は検察が261件にのぼる証拠の要旨を読んで証拠物を申請する手続きを最後に1時間後、終了した。

この日、水原地裁には日本の放送局も衛星中継(SNG)車が配置されたほか、国内メディアはもちろん外信記者まで60人余りが殺到した。また日本のテレビ朝日などが法廷撮影を申し入れてきたが「国家安全保障と秩序維持次元で許容しない」と棄却された。

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