「あ、サミックだ…」。オリンピック(五輪)アーチェリー競技で、よく見る商標の矢に驚いた人は少なくない。 外国チームも‘SAMICK’が大勢だった。 伝統的な強豪である米国のホイット社をサミックスポーツが猛追撃している。 同社はもともとピアノ部品を供給していたが、1990年に運命が変わった。 サミックピアノが厳しくなり、矢事業部を引き受けた。 サミック製品の秘密は矢の翼に隠されている。 エポキシ樹脂に先端炭素繊維を混ぜ、弦を10万回引いても同じ弾性を維持する。 ‘注文生産’も成功の秘訣の一つ。 選手の特徴によって職員12人が一つひとつ手作業で矢を作る。 神弓を手に入れた韓国チームの後を追って、今では世界最高選手の半分以上がサミックの矢を使っている。