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【コラム】科学界の性差別深刻…韓国は事情さらに良くない

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.06.29 14:59
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8日にソウルで開かれた「2015世界科学記者会議」で起きたことだ。英国出身の2001年ノーベル生理医学受賞者であるティモシー・ハント元ケンブリッジ大学教授がこんな話をした。「研究室で女性と共に仕事をしてはいけない。恋に落ちるかもしれないからだ。そのような状況で女性同僚を批判すれば彼らは涙を流すだろう」。彼は自身の発言が問題になると後から「昼食の場での冗談について申し訳ないと思う」と行事を準備した韓国女性科学技術団体総連合会側に謝罪した。彼の立場としては軽い冗談だったかもしれないが、これは科学界における根深い女性差別を見せる端的な例だ。特に国際社会での女性人権保護に最も徹底している国の1つである英国の著名な科学者がこんな話をしたというのは納得し難い。

ハント教授の発言が物語るように、科学界における女性差別は深刻な問題だ。不幸にも韓国ではその差別がさらに深刻なようだ。2013年、韓国の研究開発(R&D)分野で定年を保証された女性の研究人材は13.7%に過ぎなかった。韓国は世界最高レベルのR&D投資をしているが、女性人材の参加比率は経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち日本に続いて最後から2番目だ。韓国で女性の成功は容易ではない。社会的偏見と支援不足で女性は結婚と出産後にキャリアを断絶するケースが多い。子供が成長した後、再び職場に戻った時は前よりはるかに比重の低い仕事を任されるケースはよくある。

 
このような女性のキャリア断絶は社会的側面においても浪費だ。「創造経済」を推進している韓国の立場としては、女性人材の活用に一層積極的になる必要がある。女性に対する偏見をなくして子供の保育のための社会的サービスなどを強化しなければならない。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は21世紀を「女性の世紀」と話したが、いまだに現実はこれと距離がある。

最近、米国国立保健院(NIH)は「新薬実験など生物学的研究の対象になる動物がオスにだけ集中している」と明らかにした。オスが研究開発の標準になっているという意味だ。男性の身体だけを念頭に置いたこうした研究がとても長い間続いてきたことに驚きを隠せない。米国スタンフォード大学のある研究チームは「1997年から2000年まで副作用で販売が禁止された薬品についての調査の結果、男性よりも女性に深刻な打撃を与えた」と発表した。このためNIHは「新薬などに対する研究結果を実証するためには性別差にともなう多様な結果が含まれるべきだ」と勧告している。最近では主な科学ジャーナルもこのような指摘によって性別にともなう影響を含めた研究物を掲載している。しかし先に述べたように依然として科学界での性差別は広範囲だ。今年8月、ソウルでは「2015アジア太平洋ジェンダーサミット」が開かれる。この会議では科学界の女性人材活用案なども議論される予定だ。女性に対する社会的偏見を打破するためには、まだ多くの議論が必要だ。性差別が消えるその日が早く来ることを期待したい。

カスティ・テーラー梨花(イファ)女子大学国際大学院卒業(中央SUNDAY第433号)

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