韓国民の血中水銀濃度が米国・ドイツよりはるかに高いことが分かった。政府は、水銀濃度が高まった原因を調べる一方、総合策作りに出る予定だ。
環境部は6日、全国の成人男女2000人を対象に昨年、水銀・鉛・カドミウムなど血中重金属濃度を調べた結果をまとめて発表した。同調査は、保健福祉部・疾病管理本部の支援のもと全国規模では初めて実施された。それによると、調査対象の血液1リットル当たり平均4.34マイクログラムの水銀が検出された。これは、ドイツ(0.58マイクログラム)の7.5倍にのぼり、中国(3.5マイクログラム)より高いレベル。
ただし、水産物をたくさん食べる日本の場合18.2マイクログラムだった。16~49歳の妊娠可能な女性だけで比べる場合も、米国(0.82マイクログラム)の4.5倍だった。イタイイタイ病の原因とされるカドミウムも1.52マイクログラムで、米国(0.47マイクログラム)とドイツ(0.44マイクログラム)の3倍であり、中国(1.1マイクログラム)、日本(2.1マイクログラム)とは似ていた。