【社説】また航空機の衝突危機、滑走路は近所の駐車場か=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.09 15:03
仁川(インチョン)国際空港で大型旅客機2機が衝突しそうなことが発生した。似たような状況が今年に入ってからだけで2回も起きたという点で、単純ミスとして見過ごしにくいという声が大きくなっている。
5日午後、仁川空港の滑走路で米国サンフランシスコ行きのシンガポール航空旅客機とロシアのサンクトペテルブルク行きの大韓航空旅客機が衝突直前の状況まで行った。この日午後5時50分ごろシンガポール航空の旅客機が離陸するために滑走路を時速90~100キロの速度で走っていたところ滑走路反対側の端に大韓航空の旅客機が現れたのだ。管制塔の緊急停止指示で急ブレーキできたが当時2機の距離は1.7キロに過ぎなかった。シンガポール航空の旅客機は急ブレーキでタイヤがパンクし、出発が19時間遅れた。当時シンガポール航空には186人、大韓航空には188人の乗客が搭乗していた状況で、旅客機が衝突していたら大きな人命被害を避けられなかった。